同じサイズのタイヤでした変えることは全く問題ありません。
お好みでブリヂストンでもミシュランでも入れることが可能です。
それではタイヤサイズを変えることはどうでしょうか?
これについては決まりがありまして、車検に通るサイズ、ということになります。
車検に通るサイズというと、純正時のタイヤの直径から大きく逸脱しないことが条件になります。
タイヤの大きさを変えるとスピードも変わります。
車検時のスピードメーターは、プラスで6%、マイナスで22.5%まで許容されています。
ですのでタイヤの大きさも、大きい方には直径でプラス6%、小さいほうにはマイナス22.5%まで許容されることになります。
小さくするほうには自由度が高いのですが、大きくするには厳しくなっています。
インチアップを目的とする場合は、純正サイズと全く同じにする必要はありませんが、なるべく変わらないサイズにしてください。
インチアップはホイールを大きく、タイヤを薄く、というのが一般的です。
たとえば純正タイヤサイズが195/65R15の場合は215/45R17が似たサイズになりますが、横方向へのはみ出しや荷重指数、フェンダーへの干渉等、難しい部分も多くあります。
慣れているタイヤ専門店に相談するのが安心です。
横方向へのはみ出しも車検で決まっていますので、極端に大きなサイズのタイヤを入れることはできません。
車検では、タイヤの頂点から前に30度、さらに後ろに50度の範囲でタイヤとホイールがフェンダー内に収まる必要があります。
2017年6月に、もっとも外側がタイヤとなる部分は、10mm未満であれば突出していないものとみなす、と保安基準が改定されました。
この点はちょっとわかりにくく、SNS等で10mmまでならはみ出してOK、と誤った情報として流れているのですが、はみ出して良いのはタイヤのみです。
ホイールをフェンダー内に収めて、タイヤだけが10mm突出する、という状況はあまり考えられないので実はあまり影響はありません。
はみ出しはオーバーフェンダー、フェンダーアーチモール等で対応することも可能ですが、20mmを超える場合は構造変更手続きが必要になるようです。
20mm以下の場合も、粘着テープでの固定では不適切と判断されますので、ビスやリベット等での固定が必要です。