
車のバッテリーは様々な役割を担っています。
しかし、バッテリーは耐用年数がある程度決まっており、劣化するとランプが点かなくなったり、エンジンがかからなくなったりと、様々なトラブルが発生します。
バッテリー関連のトラブルは意外と多く、外出先で立ち往生するリスクもあるため、定期的な交換が必要です。
車検を受けると車検業者からバッテリー交換をおすすめされる場合がありますが、この際に交換をする方も少なくはありません。
しかし、本当に必要なのかと疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
数年間交換したことがない方は、交換したほうが良いケースもありますが、まだ1〜2年しか経過していないのであれば、交換しないでも良いと言えるでしょう。
バッテリーは車検の検査項目に含まれていますが、基準はほぼ存在しないと言っても過言ではありません。
実は検査基準が非常に緩く、バッテリーの損傷具合と絶縁状態しか見ていないのです。
バッテリーが正しい方法で固定されており、かつ傷がなければ車検では合格します。
このため、通常はバッテリーの残量や調子を見ることはありません。
しかし、車検業者がバッテリーの状態(電圧など)をチェックしてくれる場合があります。
車検業者のサービスの一環ですが、この時交換の必要性があれば、交換を奨めてくることがあるのです。
バッテリーの電圧は12V以上あれば交換の必要がありません。
バッテリーの寿命は3〜4年と言われていますが、もし電圧が落ちている場合は交換を検討しても良いでしょう。
ただしバッテリー交換の費用が発生するので注意が必要です。
バッテリー代と工賃がかかるため、バッテリーの調子が悪くない場合は慎重に検討しましょう。
あくまで数年間交換をしていないか、普段からバッテリーの調子が悪いと感じている場合のみ交換したほうが良いと言えます。
もし気になる方は、車検前にカーショップで点検してもらうのもおすすめです。