後部にスペアタイヤを装着した車を見たことがないでしょうか。
スペアタイヤは、パンクした場合などに交換するための予備で、もしもに備えて搭載している車も少なくはありません。
車検を受ける時にスペアがないと車検に通らない、と考えているドライバーも意外と多く、後部にボルトで固定していたり、トランクに積んでいるケースも良くあります。
しかし、車検を受ける時にはスペアタイヤは必要ありません。
搭載していなくとも、全く問題なく車検を受けられるのです。
そもそも車検にはスペアタイヤの検査項目が存在せず、チェックされること自体ありません。
このため、スペアタイヤが必須と言うのは間違いで、搭載していない車両でも車検を受けられますし、検査に影響することもないのです。
古くはスペアタイヤの搭載が義務になっていました。
しかし車を取り巻く環境やライフスタイルの変化、その他様々な問題により、現在では搭載が任意になっています。
例えば、スペアを利用せずとも、パンク修理キットや各種ロードサービスで対応可能です。
非搭載だからと言って、道交法で罰せられることもありませんし、ディーラーや民間の車検はもちろん、ユーザー車検を受ける場合も、検査場でチェックされることはないのです。
スペアを搭載せず販売している車両も多く、搭載するかどうかは好みの問題と言えます。
これは普通車や軽自動車など、車種を問いません。
車検業者にスペアが必要と指摘されることもありますが、業者の信頼性に少々疑問が残ります。
もしこのように言われた場合、搭載が義務ではない旨を伝えてみましょう。
車検業者に言われ、スペアタイヤを購入する方も中にはいます。
しかし、スペアタイヤは定期的な空気圧やボルトの緩み具合のチェックが必要で、メンテナンスの手間が増やす要因になります。
ロードサービスなどを活用すれば、パンク時やタイヤトラブルの際も十分対応できます。
スペアタイヤは車検に不要と覚えておきましょう。