エンジンオイルは車に欠かせないもので、人間で言えば血液に当たります。
エンジン部品の磨耗を防いだり、温度を下げる働きを持っており、定期的な交換が必要になります。
交換目安は車種や使用しているオイルによって異なりますが、車検を受けた際、業者からエンジンオイル交換を勧められる場合があります。
もし勧められた場合は、オイルを交換したほうが良いのでしょうか。
業者から勧められた際に気をつけておきたいのが、エンジンオイルは車検の検査項目に含まれていない点です。
このため、車検合格に必要と勘違いして交換する方もいますが、実は交換しなくてもいっさい問題はありません。
車検はあくまで車の安全性などを確認するためのもので、エンジンオイルは検査項目対象外なのです。
もし車検合格にオイル交換が必要、と伝えられた場合、その業者は信頼できる業者とは言えないでしょう。
まだ交換時期が来ていない方は、断ることをおすすめします。
交換費用が無駄になってしまうため、結局損をするだけです。
オイル交換は数千円かかるため、車検代が割高になるおそれもあります。
すでに交換した旨を車検業者に伝えましょう。
逆に、何年間もエンジンオイルを交換していない方は、交換してもらうのが良いでしょう。
エンジンオイルは、車検業者がサービスでチェックしていることが多く、例えば残量が減っていたり、色が黒くなっている時などには交換を勧められる場合があります。
エンジン故障に繋がるリスクもありますので、交換を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、交換の有無は走行距離などによりますので、前回のエンジンオイル交換から、どの程度期間が経っているかチェックして判断するのが良いでしょう。
車検と同時に交換すれば手間を省けますが、エンジンオイルは定期的な交換が必要です。
そのため、車検前に交換してから車検に出す選択肢もあります。
オイル交換シールなどを活用し、交換時期をしっかり把握しておきましょう。