ウィンカーは車種によって様々な形状があります。
右左折や進路変更など、方向を指示する重要な役割を担っており、車検でもチェックされる部品です。
改造している方も中にはいますが、保安基準を満たしていないと、車検に通らなくなってしまいます。
色や点灯間隔など、細かく定められているので注意が必要です。
まず気をつけておきたいのはウィンカーの色です。
保安基準では橙色のみと定められており、点灯時に橙かオレンジ系の色でなくてはいけません。
クリアレンズの場合、ランプが橙・オレンジ系の色になっていれば問題ありませんが、レンズ・ランプともにクリアだと車検に不合格となるので注意しましょう。
ウィンカーの点灯回数は毎分60回〜120回(1秒あたり1〜2回)の範囲に収まっている必要があります。
ランプが切れかけている場合や、ウィンカーなどの不具合により、点灯回数が乱れることもあるため、車検を受ける前にチェックしておきましょう。
ランプは15W以上のものを使うことと定められています。
それ以下のランプを使っている場合は保安基準を満たせません。
社外品のランプを使っている方は気をつけましょう。
ランプは前方・後方ともに100m離れた場所から確認できる必要があります。
保安基準では、ウィンカーの高さが地上から35cm以上210cm以下で、かつボディの端から40cm以内に設置してあることも定められています。
また、レンズ面積は前後ともに20cm2(サイド部は10cm2)以上など、細かな基準が存在します。
いずれも純正の場合であれば問題ありませんが、ウィンカーを社外品へ変更した方や、改造している方は注意しましょう。
ウィンカーは普段チェックする機会の少ない部品です。
しかし、保安基準に達せず、車検で不合格となる場合も珍しくありません。
例えばレンズカバーのヒビで不合格になる場合もありますし、ランプ切れにも注意が必要です。
車検時に部品交換を行うか、前もって点検・整備しておきましょう。