
車検というものは法律で定期的に受けてそれに合格しなければならないことになっています。
なのに、車検受けなかったらどうなるかということですが、間違いなく不利なことが起こることになるでしょう
車検はそもそも公道を走るために権利を得る作業のようなものですから、車検を受けないと車検満了日以降はその車を公道で走らせることはできません。
走らせることができないだけでなく、公道上に出すことも許されません。
これが車検を受けないことに対する制約です。
逆に言えばたったこれだけですし、法律に抵触するわけではありませんので何かしらの刑事的責任、民事的責任を負うことはありません。
ただし、あくまでもその車を私有地内に置いてある場合です。
間違って公道に出る、それも車検が切れていることを知ったうえで、あるいは知っていると思われる状況下で公道に乗り出すと、免許停止処分や免許取り消し処分といった行政処分の他に懲役か罰金刑という刑事罰が下されます。
それからもちろん自動車税の納税義務もそのままの状態で保持されます。
毎年4月になれば、納税通知書が送られてくることになり、納税をしないと未納ということで財産の差し押さえ、その車には間違いなく足環が科せられることになるでしょう。
車検が切れた車を車検に出したい場合は、通常通りにディーラーなど車検を扱う店舗で行うことになりますが、その前にまず公道を走れないということを考えなければいけません。
公道を走れなければ、取りに来てもらうにしても持ち込むにしても車を移動させることができませんので、車の運搬を考えます。
車の運搬はキャリアカーやレッカー車を呼んでそれに載せる形となりますが、当然ながら費用が掛かり、車検にかかる費用をより高くしてしまうでしょう。
ディーラーで車検を通す時は同時に手配してくれることもありますが、その費用もしっかりととられることになります。