
新車であれば3年後、中古車や2回目の車検は2年後にやってきます。
通常車検の時期に関しては車検証に明記されていますし、自動車を購入した業者でも時期が近づくとハガキや電話などを使って通知してくれます。
このため、普通に日常生活で自動車を運転している人で、うっかり車検に出すのを忘れてたという事態が起きることはまれでしょう。
しかし何らかの問題で、うっかり車検を忘れていた結果、車検切れになってしまった場合には、まずその自動車を運転することができなくなります。
そもそも車検を通していない自動車を公道に走らせること自体が、法律違反です。
また通常自賠責保険の更新は、車検のときに行います。
車検切れを起こしているのであれば、自賠責保険の契約も終わっているはずです。
このような無保険の自動車を運転することも法律違反に該当します。
おそらくこれまで一切違反をしなかった人でも免許停止90日、免許停止の前例のある人は、このような自動車を運転してしまっただけで一発免許取り消しになるでしょう。
では車検を通すためにはどうすればいいのでしょうか?
そのためには、いったん仮ナンバーを取得することが大事です。仮ナンバーを取得すれば、一時的に自動車を運転することが可能です。
この場合、免許証や自賠責保険証、印鑑などを持参して市区町村役場に行けば発行してもらえます。
しかし有効期限は3日程度しかないため、早めに車検に通す必要があります。
もう一つ、車検依頼する業者にお願いしてレッカー車を使って自動車を移動してもらう方法もあります。
レッカー車を使えば自動車を運転していないですから、公道を通っても別に問題はありません。
ただしレッカー車を使うとなると、対応してくれる業者は限られます。
しかもレッカー移動にかかった費用も別途で請求されますので、車検費用がかさむ可能性が高くなります。
ですからうっかりミスのないように、次の車検の時期はいつ頃なのか、事あるごとに確認しておきましょう。