「あっ!まずい、車検が切れちゃった!」もしこういったことになってしまったらどうしますか。
間違ってもディーラーに連絡を入れて、明日の車検の予約を入れてはいけません。
なぜなら車検が切れた車で公道を走ってはいけないからです。
もしその車で公道を走り、フロントウィンドウに貼られている車検票で車検が切れているのがバレて、警察に止められたら最後、最低でも免停、そして反則金ではなく何十万円もの罰金刑も科されてしまい、挙句の果てには前科者になってしまいます。
これで車検が切れていることに気が付いておらず、過失だったとすれば大目に見てもらえるかもしれませんが、ディーラーに急ぎで車検の予約を入れたという事実があることから過失と認められることはないでしょう。
仮に無理をして車検を取ったとしても、しばらくの間、免許停止処分や免許取り消し処分で、車は大丈夫でも今度はドライバーが運転できなかったら急いだ意味がなくなります。
車検が切れていたことに気が付いたら、まず落ち着いてから車検を受ける場所を探し始めることが先決です。
場合によってはディーラーでも対応してくれるかもしれませんが、何がなくても車両運搬も含めて行える業者を探さなければなりません。
目ぼしい業者が見つかったら、車検が切れていることを伝え、更に車両運搬の手配ができるかどうかも確認しましょう。
車両運搬にはレッカー車やキャリアカーが必要で、それだけをお願いすることができる業者もありますが、別に利用するとなると高くつくことが多いので、できれば車検を受ける業者で一括でお願いできるところを探した方がいいでしょう。
あとは通常の車検を受ける時と同じように必要書類と印鑑、そしてお金を用意して後日、キャリアカーやレッカー車が来るのを待つだけとなります。
間違っても「短距離だから乗っていってしまえ」などと考えないでください。
だいたいそういった時こそ捕まるのが世の常ですので、落ち着いて対処しましょう。