ハの字タイヤは車検に通らない可能性大

タイヤが「ハの字」に傾いていて、下側に向かって大きく角度が付いている状態を「ハの字タイヤ」とか「鬼キャン」などと言います。

 

これは、タイヤのキャンパー角を調整して大きく傾けることです。

 

タイヤの設置面積を減らして特殊な走行性能を作り上げるために行われ、ドリフト走行を楽しみたい人やレース場で走りたいドライバーが好んでカスタマイズします。

 

また、見た目としてもかなりインパクトのあるものとなりますので、走りの性能とは別に、完全に見た目重視でハの字タイヤにする人もいます。

 

こうした鬼キャン状態では、車検に通らない可能性が高くなるので注意が必要です。

 

というのも、車検ではタイヤについての明確な基準があるからです。

 

それは、ボディーフェンダーからタイヤがはみ出てはいけないという基準です。

 

ハの字タイヤにすると、上側は内部に入り込むような形になり、その分地面側は大きく外に張り出します。

 

そうなると、多くの場合、フェンダーから出てしまうのです。

 

タイヤがフェンダーから出ると、脇をこする危険が増し、事故に発展しやすくなります。

 

また、タイヤの破損も起こりやすくなります。

 

こうしたことから、保安基準の一つとして、車検ではタイヤがボディーよりも出ていないかをチェックするわけです。

不正改造車と見なされることもあるので注意

ハの字タイヤは、単に車検に通らないというだけではありません。

 

車とタイヤに関連した法令では、特殊車両を除き、タイヤがボディーから出ている状態は不正改造車と見なされます。

 

不正改造は法令違反となり、罰則が科されることもありますのでしてはいけませんし、もしその状態になっていることに気付いたら直す必要があります。

 

ただし、タイヤが傾いているハの字タイヤだと、すべてが法令違反となるわけではありません。

 

保安基準の範囲内に収まっていれば、角度が付いていても問題ありませんので、その明確なルールをもとに、自分の車が大丈夫かをチェックしましょう。

 

具体的には、地面と垂直の車軸をベースにして、前方に30度、後方に50度の間でタイヤがボディーからはみ出ていなければ、問題なしとされます。

 

そのため、角度が付いていても、タイヤ全体を内部に引っ込めるような形にすれば、保安基準は問題ありません。

 

大事なのは、フェンダーからの突出であり、角度ではないということです。

 

とはいえ、警察や車検でチェックの目が厳しくなることはありますので、十分注意して行う必要があります。

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