車検は車によって何年ごとに受けなければならないという決まりがあります。
その期限にあわせてオーナーはお金と時間を用意して車検を受けるわけですが、その決められたタイミングに合わせるのはわかりますが、何時から何時までに受ければいいのか意外と知らなかったりするのではないでしょうか。
車検の期限は、前回の車検を受けた時から次のタイミングとなる年の同月同日までに車検手続きを行わなければなりません。
例えば、乗用車で2017年5月10日に前回の継続車検を受けたとすると2019年5月10日までに車検手続きを行分ければならないということになります。
もしこの期限を過ぎてしまった場合は車検切れとなってしまい、公道を一切走ることができなくなります。
車検は車検満了日まで受ける必要がありますが、だからといって必ずしもその満了日に車検を受ける必要はありません。
車検は満了日の1か月前から受けることができるようになっており、その期間内に受ければ車検満了日の変更はありません。
例えばさきほどの例で言いますと2019年5月10日が満了日ですので、2019年4月11日から車検を受けることができ、次回の継続車検も2021年5月10日が満了日となります。
ですので、「そろそろ車検時期だなぁ」と思ったらその期間中に速やかに車検を受けるといいでしょう。
ではその期間よりもっと前に受けてしまったらどうなるかというと、先程の例でいうところの2019年の4月5日に車検を受けてしまうと、車検自体は何ら問題なく受けることはできますが、車検の満了日が5月10日ではなく、車検を早く受けてしまった4月5日になってしまうのです。
それによって大きな金銭的な損失があるわけではありませんが、1か月以上車検期間が短くなってしまったことが何となく損をしているような気がしてしまうでしょう。
もちろん1か月以上前に車検を受けたからといって、自動車重量税や自賠責保険料が月割で戻ってくるわけでもありませんので、そういった意味ではわずかながらにも金銭的な損失はあるかもしれません。
車検は定期的かつ継続的に受け続ける必要があります。
少なくとも所有している車を運転し続ける限りかならずついてまわるものなのですが、それだけに有効期限についてしっかりと確認しながら車に乗り続けることが大事です。
よく「検査は2年ごと」と言われますが、じっさいには期限については車種によって違いが見られます。
よく知られているのは新車で購入したときには3年でいいことです。
また、車のサイズ、具体的にはどれだけの人数を乗せることができるかによっても違いが出てきます。
軽自動車、普通自動車の場合は2年ですが、バスのように11人以上乗せることができる車の場合は1年ごとになります。
日常的に車を乗っていると次の車検がいつなのか、具体的な日時はどうしても忘れてしまいがち、となると日ごろから確認しておく必要があるわけですが、もっともわかりやすい方法が車に貼られているステッカーです。
ステッカー(シール)には車外から見える側と車内から見える側の両方に文字と数字が記載されており、それぞれ期限を知る上での重要な情報源となります。
車外側に記載されているのは2つの数字、まず大きく書かれた数字、そしてその上に楕円の中に書かれた数字です。
大きく書かれているほうは1〜12までで、これは期限の月をあらわしています。
一方楕円の数字は元号での年数です。
つまり大きな数字が7、楕円の数字が30の場合は平成30年7月が期限となるわけです。車内側にはより具体的に日付まで記載されています。
注意したいのは車外側の数字だけでは正確な期限を見誤ってしまう恐れがあることです。
先ほど挙げた例では平成30年7月いっぱいではなく、7月1日まで、つまり検査そのものは6月中までに行っておかなければなりません。
次の車検の満了日を忘れてしまった場合にはこの点も注意した上で検査に出す日時などの予定を立てるようにしましょう。
はじめて検査に出す場合にはとくにこの点で失敗する恐れがあるので気をつけておきたい部分です。