車検は車検有効期日の1ヶ月前から受けることができます。
1ヶ月以内であれば、次の車検の有効期間も短くなりません。
しかし何らかの事情により車検の時期をずらしたいと考える人もいるかもしれません。
例えば海外への長期の出向により家を留守にする場合、車に乗らなくなります。
しかし帰国後にその車に乗りたいと考えるかもしれません。
このような場合車検の時期をずらすことが可能です。
それには2種類の方法があります。
1番目は前もって車検を受けるということです。
車検は一か月前でなくても受けることができます。
ただしこの場合、次回の車検が車検を受けた日から24か月後に変更されます。
もし数か月の車検残存期間があるなら、その期間は消滅してしまうことになります。
この方法で車検を行うなら1年ほどの海外赴任であっても車検切れを回避することができ、帰国後車検が残っている車に乗ることができます。
ただし、この方法は車に乗らない期間が2年以内という条件に限られます。
2年を超えてしまうと結局車検切れを起こしてしまうからです。
2番目の方法は登録を抹消しその後に再び登録と車検を行う方法です。
中古車販売店では車検切れの車を販売しているケースがありますがその場合、登録を行う車検を通すことで再び公道を走ることができるようになります。
この方法と同じです。
ただし車検が切れた状態で公道を走ることはできないため、整備工場などに再登録と車検依頼を行うことが必要になります。
所定の手数料を支払うことで代行してくれる場合がありますので整備工場に相談してください。
全てのカーオーナーに義務付けられている車検ですが、車検の時期は、車が新車・中古車として登録された月によって、それ以降2年ごと(新車の場合は3年)の同じ月・日に車検の有効期限の満了日が来ることになります。
そこで時々問題になるのは、仕事のスケジュールの関係などでどうしてもその時期が忙しく、車検を受ける時間がない場合です。
そんな時、たとえば車検を前倒しにして受けることはできるのでしょうか。
車検を受ける時期は、車検証に書かれている有効期間の満了日より前であればいつでも構わないので、前倒しは可能です。
ただし、1か月を超えて前倒しすると、次回の車検は今回車検が通った日から数えて2年後の同じ月・日が満了日となります。
つまり、1か月分損をするということになります。
しかし、有効期間の満了日の1か月以内に車検を受けると、次回の満了日は変わりません。
たとえば、12月15日が満了日なら、11月15日から12月15日の間に車検を受ければ、次回の車検の満了日は同じく12月15日となります。
それで、損をすることなく車検を受けられる最も早い日は通常、満了日の1か月前なわけですが、ある条件で、満了日の45日前に受けても次回の満了日が変わらない方法があります。
それは、車検を指定工場で受けることです。
指定工場とは、検査ラインを自社で持っていて、陸運局に代わって車検ができる工場です。
検査後、必要書類を陸運局に持って行くことにより車検証を発行してもらうわけですが、その書類の提出期限が15日あります。
たとえば満了日の40日前に車検を受けておき、1か月前になったら書類を提出すれば、次回の車検の満了日は変わらないというわけです。
もちろん、工場の方でそうした要望に応えてくれるかどうかは相談が必要です。
でも、仕事のスケジュールの関係で毎年同じ時期がとても忙しくなる場合、あえて1、2か月分を損しても前倒しにして、次回以降の車検の満了日を変える方がいいと考えるかもしれません。
車検には有効期間がありますが、その時期の前倒しは可能なのか疑問に感じる方も少なくありません。
基本的に車検は車検満了日の1ヶ月前から受けることが可能で、前倒しすることは可能なので所有者が受けたい時に受けられるのです。
ただ、前倒しすると車検期限が短くなって損をしてしまうのではないかといった疑問もあります。
しかし前倒しをして車検を受けても、次回の車検の満了日は2年後の同じ月日になるので、損をしてしまうことはありません。
このように1ヶ月前から前倒して車検が受けられるメリットには、どのようなことがあるのでしょうか?
最大のメリットは、先に触れたように時間のある時に受けられるということです。
車の販売が盛んな時期があるのと同様に車検需要が多くなる時期もあって、需要が多い時期では予約がとりにくいこともあります。
しかし、前倒しで車検を受けることにより混雑期を避けることも可能になります。
逆に車検を前倒しすることでデメリットが発生する可能性は、長期海外出張など様々な理由から1ヶ月以上前倒しする場合です。
1ヶ月以上前倒しすると次回車検の満了日が車検を受けた日から24ヶ月間になってしまうのです。
その為、本来残っている前回の車検時に支払った車検費用が多少無駄になってしまいますし、車検の有効期限が前回と比較して前に来るので短くなります。
このような仕組みになっているために1ヶ月以上前倒しするとデメリットが発生してしまいす。
デメリットを回避するためには、前倒しするにしても本来の車検時期から1ヶ月以内にすることです。仕事などの都合で予定を合わせることが難しい可能性も考えられますが、デメリットを回避して一番良いタイミングで車検が受けられる予定を検討することです。
また、車検期間を前倒ししても通常の車検と検査内容に違いはありませんから、必要となる24ヶ月点検整備も車検と同時に行うと手間が省けるのでセットで受けるようにすると良いでしょう。
車を乗り続けためには車検を継続的に受けてクリアする必要があります。
車検切れの車は運転することができませんから、切れる前の時期に合わせて改めて車検を受ける必要が出てくるのです。
車検を受ける時期は車の検査標章で確認することができます。
読み方は非常に簡単で大きく表記されているのが月、その上に小さく表記されているのが年(元号)、つまり大きな数字が「5」で、そのうえに「29」と書かれている場合には平成29年5月が前回に受けた車検期間が満了する時期ということになります。
ですからそれまでに車検を改めて受ける必要があるのです。
問題なのは継続して車を乗り続けるために車検を受ける時期です。
車検が満了になる(車検切れになる)1ヵ月前から受けることができるため、その間に受けるのが原則となりますが、さまざまな事情で受けられないケースも出てきます。
1ヵ月といわれると時間の余裕があるように思えますが、平日仕事がある人なら事実上土日の8日間しか選択肢がありませんし、それさえもさまざまな用事で上手く受けられない、あるいは仕事の都合で直前にならないと休みがとれるかどうかわからないものです。
そんな時には前もって受けるという選択も可能です。
つまり車検切れの1ヵ月前よりも早く受けてしまうのです。
この前もって受けられる時期はとくに決められておらず、好きなときに受けることが可能です。
仕事の余裕があるとき、あるいは車検の予約が取りやすい時期を見計らって受ければスムーズに車検をクリアすることもできるでしょう。
ただしこの方法にはひとつ大きなデメリットもあります。それは次の車検の有効期間が、受けた月を基準に決められてしまうことです。
ですから例えば3ヵ月前に受けた場合には通常の時期に受けた場合よりも次の車検の有効期限が3ヵ月短くなってしまうのです。
都合を優先するか、車検の有効期限が損しないことを優先するか、事前によく検討したうえで車検を受ける時期を判断するよう心がけましょう。
車検は必ず受け続けなければその車を運転することができなくなってしまいます。
新車で購入した場合には3年後に、その後は2年に1回、車検を受けて性能や安全性、状態などに問題がないことを証明されなければなりません。
この点は中古車を購入する際に重要になってくるポイントでもあります。
では車検を受ける時期はどうやって確認すればよいのか、自分で購入した日をしっかり覚えていれば良いのですがなかなか難しいもので、それに中古車の場合ははじめからその日がわかりません。
確認する方法は簡単でフロントガラスに貼り付けられている検査標章でわかります。
このシールには2つの数字が記載されており、上に小さな文字、下に大きな文字の型式になっています。
上が年数、下が月を意味しています。
ですから上の部分が「30」で下の部分が「7」と書かれている場合には平成30年7月が車検が切れる月ということになります。
この点は中古車を購入する際の重要なポイントともなってきます。
車検が半年後に迫っている車と、まだ1年以上の余裕がある車とでは評価が変わってくるからです。
安く購入できるのが中古車の大きな魅力ですが、買ってすぐに車検を受けなければならないとなるとそのメリットが大きく損なわれてしまいます。
車検を受ける時期にまで踏み込んでチェックしていく姿勢が求められるでしょう。
なお、実際に車検を受ける際にはいつ受ければよいのかがポイントとなってきます。
基本的には車検が切れる1ヵ月前から受けることが可能で、問題なくクリアすればそのまま乗り続けることができます。
ただどうしても1ヵ月前では都合がつかないという場合にはもっと早くに車検を受けることも可能ですが、その場合には車検の残り期間が無駄になってしまうので注意しましょう。
例えば平成28年12月まで車検が残っている車を平成28年10月に受けてしまうと次の車検切れが平成30年10月になってしまうのです。
早く受ける分にはいつでも受けられるものの、その分車検期間を損してしまうことになるわけです。
この点は車検を受ける時期を決める上でもっとも基本的な部分ですので必ず覚えておきましょう。