車検費用を自己資金で賄うことができない場合、オートローンを利用することで支払うことができます。
オートローンは、多くの整備工場やディーラーで用意されているサービスで、個人を証明する書類と印鑑、収入証明書を提示することで利用することができます。
オートローンを利用する場合には、取り扱っていない整備工場もあるため、事前に依頼する整備工場やディーラーに問い合わせておくことが大切です。
申し込みは所定の申込書に記入するだけですから、比較的簡単に終了します。
その後、ローン会社の所定の審査を経て、承認されるとローンを利用することができます。
ローンの支払回数を選べるため、自分にとって無理のない返済計画を立てることも大切です。
また、車検費用全部をローンで支払うことができるため、キャッシュレスで支払うことが可能です。
他には、銀行などのオートローンを利用する方法もあります。
銀行の場合、民間のローン会社に比べて金利が低く利用しやすいのが特徴ですが、審査のハードルが高いというデメリットがあります。
しかしこのハードルも、その銀行を普段から利用している方であれば低くなり、審査に通りやすくなります。
ローンが承認されると、自分の口座に車検費用が振り込まれるため、口座から引き出してディーラーや整備工場に車検代の支払いに充てます。
注意点は振り込まれたお金を他の目的に使ってしまわないようにすることです。
どちらにしても、審査を通らなければ利用することはできません。
車検を通すにはまとまった額が必要なため、車のオーナーであれば、車検時期が近づくとお金のやりくりをどうしようかと考えるものです。
車検を通すためのお金がない場合、自動車ローン(マイカーローン)を利用することができます。
自動車ローンというと車を購入するためのローンと思いがちですが、車の修理や車検など、車に関連した使い道であれば利用可能です。
審査に時間がかかるものが多いですが、中には審査が比較的短時間で行なわれるものもあるので相談してみるとよいでしょう。
自動車ローンは車関連に使い道が限定されているため、金利が比較的低めに設定されています。安いところだと2%以下という所もあります。
一例ですが、たとえば車検費用10万円を借りて、金利1.4%、12か月で返済すると、単純計算で100,763円となります(実際の金額は各契約内容によって異なってきますので、あくまでもおおよその目安です)。
ただ、金利が低い代わりに審査が厳しいのも事実です。
審査に要する時間も1〜2週間かかることが多いです。
自動車ローンの審査が通らなかった場合や、車検まで日が迫っている場合、銀行のフリーローンを利用することもできます。
基本的に審査時間は自動車ローンよりも短く、金利は自動車ローンよりも若干高めですが、最近は金利が下がってきている傾向にあり、自動車ローンとそんなに変わらない金利のものもあります。
別の方法として、信販系のカードローンを車検のための費用として利用するという方法もあります。
信販系のカードローンとは、オリックスやセゾンなど、運営元がクレジットカード会社であるカードローンのことで、消費者金融などと比べて安心感があります。
金利は銀行系のローンと比べて高いイメージがありますが、各会社によって幅があります。
中には審査30分、即日融資可能などという所もありますが、概して審査が早い(それほど厳しくない)場合は金利が高い傾向にあります。
車を乗り続けるには車検費用はどうしても出ていくものですので、まとまった額が手元にない場合、選択肢の一つとしてこういったローンを利用できるのを覚えておくのもよいでしょう。
車検は整備工場に出したりディーラーに依頼すると数万円、場合によっては10万円以上の費用がかかることもあります。
基本的に自分がかける手間を省こうとすればするほど費用が高くなるわけですが、それだけに経済状況が厳しくその場で現金で支払うのが難しいというケースも出てきます。
クレジットカードの場合、車検基本料と修理代に関しては支払いに対応している店舗・業者は多いものの、法定費用を支払うことはできません。
それにクレジットカードの場合は金利が高めになるケースが多く、よほどお金が用意できずに困った状況にならない限りはあまりおススメできる方法とはいえません。
その一方、お金がなくても車検費用を調達できる方法としておススメなのがローンです。
クレジット払いの場合は短期間で返済しなければならないケースが多くなるのに対し、ローンの場合は金利には注意が必要なものの、ある程度返済期間を長くとって借りることができる点も魅力です。
では車検費用をローンで支払う場合にはどのようなローンを使用すればよいのでしょうか。
車検専用のローンとはほとんどなく、大半の金融機関では「マイカーローン」という名称で広く自動車にかかる費用のために融資を受けられるローンを用意しています。
つまり、車の購入から車検費用、さらに車庫の整備や部品の購入、修理などの費用に広く活用することができるわけです。
そのため融資金額も100万円以上と高額に設定されているところが多く、車検に合わせて車の修理や部品の交換をしなければならないケースなどにも対応できます。
車検は原則として車検切れの1カ月前の段階で受ける必要があります。
車検が切れる前にしっかり車検を受けるためには申し込みから融資までできるだけ時間がかからないローンが求められます。
この点に関して金融機関ごとに異なりますが、即日審査で数日以内に融資が可能なローンが多いので計画的に申し込みを行えば問題ないでしょう。
具体的な金利、サービス内容、用途の範囲など、各金融機関ごとのマイカーローンの内容を確認して自分にぴったりなところを探してみましょう。