車検費用は、現金一括払いや、オートローンなどの分割払いでの支払い方法のほかに、ボーナス一括払いがあります。
この方法を利用するには、オートローンかクレジットカードでの申し込みが必要になります。
オートローンは、カーディーラーや整備工場各社で取り扱っていますので、ボーナス一括払いが設定できるかどうかを事前に相談してください。
もしそれが可能であれば所定の申込書に必要事項を記入してローンの審査を待ちます。
オートローンを利用する際の注意点は、ボーナス月の設定を誤らないことです。
ボーナス支給前に請求があると、支払うことができなくなってしまう危険があります。
そのためよく確認した上で申し込んでください。審査は当日もしくは数日で終了する場合がほとんどです。
車検費用をボーナス一括払いで行う方法はほかにもあります。
それはクレジットカードによる支払です。
カードの利用限度額を確認し、車検費用を支払えるかどうかをしっかりとチェックした上で支払いを行ないましょう。
ボーナス一括払いのメリットは、オートローンやリボ払いと異なり、ほとんどの場合手数料がかからないという点です。
場合によっては手数料が発生することもありますので、利用する前にカード会社やローン会社に尋ねておくとよいでしょう。
また、法定費用については税金のため、現金払いのみとしている整備工場やディーラーも多くあります。
点検整備の費用はボーナス一括払いを了承するところもありますので、事前に確認をしておくことが必要です。
車検を受けるときにかかる代金は原則として前払いです。
業者に依頼した場合には車を引き渡す段階で現金で全額前払いするのが基本的な形式となります。
ただ業者に依頼するとなると数万円、ディーラーなら10万円を超えてしまうこともしばしば。
これだけのまとまった金額を用意するのは難しい、という方も多いはずです。
では後払いはできないのか?となるわけですが、これもなかなか難しい部分があります。
車検の費用は大きく分けて法定費用と諸費用がありますが、このうち法定費用は自動車税など国などに支払うものです。
つまり検査の依頼を受けた業者は持ち主に代わってこの法定費用を納付する形になります。
したがって後払いになるとその費用を立て替える形になるため業者の負担が大きくなります。
1件の依頼で法定費用が数万円、それが1日数十件もあると考えればどれだけ負担が大きいかが推測できるでしょう。
こうした事情もあって前払いが原則となるのですが、例外もあります。
それがボーナスの一括払いです。
単に「今お金がないから後払いにして」と頼んでも難しい場合もボーナス払いなら可能なケースもあるのです。
ボーナスなら確実にまとまったお金が入ってくるので踏み倒しなどのリスクが少なくなるというのも理由のひとつでしょう。
ただボーナスでの支払いに対応している業者は限られているうえに条件をクリアする必要があります。
まず一括払いが原則のところが多いこと。
また資金的に余裕のあるディーラーのほうが対応してくれやすいのですが、その代わり所定のクレジットカードを持っていることが求められるなど条件が設定されていることがよくあります。
もうひとつ、法定費用は前払いを求められる一方、諸費用のほうはボーナスで後払いができるケースもあります。
この点は交渉次第で事情が変わってくることも多いため、どうしてもボーナスを当てにして車検代を確保したいという方は事前に問い合わせてみるとよいでしょう。