車検をするとなると多額のお金がかかりますので、かなり厄介なものです。
しかし、日本の公道を車で走るためには不可欠な作業ですので、しぶしぶ車検を受ける形になるわけですが、数年に1回行うことになる作業ごとに安くても数万円、車によっては20万円も30万円もかかるのは困ったものでしょう。
お金持ちならポンと現金で払うこともできますが、一般の方では車検向けてお金を貯めたりしなければならなかったり、中には車検費用を払うことが難しい方もいます。
そのため、自分が持っているクレジットカードで払えないか?ということになります。
現状、車検を扱うところのだいたいの場所でクレジットカードによる車検費用の支払いはできるようになっています。
しかし、ほとんどの場合、全額ではなく一部だけにクレジットカードの支払いができるようになっているようです。
これは車検にかかるお金の内容によってそうなってしまうのです。
車検費用には車検をお願いした業者に支払うお金と国や都道府県などに払うお金の2つのお金が含まれます。
業者に払うお金は、車検代行費用とか車検整備費用、24カ月点検費用などといったもので、すべてがその業者の取り分となります。
一方、国や都道府県などに払うものには、自動車重量税、車検手続き費用、まだ払っていなければリサイクル料金、そしてこれは公的機関に払うお金ではありませんが、強制的に支払わされる自賠責保険料などがあります。
実はこの内、クレジットカード払いにできるのは前者の業者の取り分となる金額だけであって、自動車重量税は税金ですし、車検手続き費用は印紙を購入する、リサイクル料金や自賠責保険料は現金一括払いが基本ですので、どれも間接的に、それも現金ではない支払を受け付けていないのです。
ですので、車検費用をクレジットカード払いで払うことができるといっても、基本的にはある程度の現金が必要になります。