車検には車検満了日というものがあります。
要するに有効期限です。
この有効期限が切れてしまうと公道を走ることができなくなりますので、おのずと最終期限は車検満了日ということで決まってしまうでしょう。
ではいつから車検を受けることができるのでしょうか。
車検を受けられる日というのは実はこれといって決められたものはありません。
最終的に車検満了日までに行えばいいというだけで、いつから行わなければならないという決まりごとはないのです。
ですから、車検を受けた翌日にまた次の車検を受けてもいいわけです。
しかし、これでははっきり言って無駄なお金がかかってしまうのと、次回の車検満了日を早めてしまうことになります。
車検というものは国からしてみれば税金を納めさせる良いきっかけ、自賠責保険を更新させる良いきっかけでもあるわけで、要するに車検ごとに自動車重量税と自賠責保険料を乗用車なら2年分、商用車なら1年分を前払いするような形で払う必要があるということです。
仮に「忘れてしまうから今のうちに車検に出しておくか・・・」といったことで半年前に車検に出したとしましょう。
そうなるどうなるかといいますと、前払いしてある自動車重量税や自賠責保険料の半年分を無駄にしてしまうことになります。
早く行ったからといって繰り越しなどということは行ってくれませんので、早すぎてしまうと重複した分が無駄になってしまうということなります。
それからもう1つ、早く出し過ぎると車検満了日がその日になってしまいます。
満了日の半年前に出してしまったとすると、その日が次回の車検満了日となってしまうわけです。
1年とか2年とか車検の期間が短すぎるなどといわれている現在、その中で自分から車検期間を短くする必要はありません。
ではだからといって車検満了日に出さなければならないのかというとそうではなく、規則として1か月前以降であれば、次回の車検満了日に変更はないとされていますので、その期間に出せばいいということになります。
車検はいつでも出せる、しかし、満了日を変更したくなかったら1か月前から・・・ということです。