当たり前のことですが軽の車も車検を受ける必要があります。
サイズが小さいので普通自動車に比べると事故を起こしたときの被害が少なくなるイメージもありますが、いずれにしろ整備不足による事故は人身事故をはじめ大きな被害をもたらす原因になりますから、二年おきに車検を受けて問題なく動く状態かどうかのチェックが義務付けられています。
基本的な部分は普通自動車と共通しており、検査は新車で購入した場合には最初が3年、それ以降は2年ごとに受ける形となります。
この検査には大きく分けて3つの種類があり、わたしたちが通常「車検」と呼んでいるのは「継続検査」と呼ばれるタイプです。
要するに自動車が問題なく動いているか、安全に運転できているかを継続的にチェックするわけです。
それから2つ目は「新規検査」。
はじめて登録する新車やいったん廃車にした車を改めて登録した際に行うものです。
そして3つ目が「構造等変更検査」。
軽の場合このケースでの検査が必要になるケースもあるので気をつけましょう。
この構造等変更検査とは高さや長さ、車体の形状、最大積載量などを変更した場合に改めて検査を受けて、保安基準を満たしているかどうかを判定するものです。
普通自動車に比べて軽自動車はこの点とくに厳しくチェックされることもあるので改造などをする際には注意したいところです。
普通自動車と軽自動車との最大の違いは法定費用でしょう。
軽のほうが税金が安く済みます。
自動車重量税(2年)の場合、通常では6600円、13年以上が経過した場合には7800円、18年以上経過した場合には8800円がかかります。
軽の場合は逆にエコカー減税で安くなるケースもあるので自分の車が適用となっているかどうかをチェックしておくとよいでしょう。
この点のほかはとくに普通自動車と大きな差はありませんから、基本的な手順や準備を踏まえたうえで時期が来たら検査に出すようにしましょう。