車検の可能日が違う理由とは?

車検の可能日が違う理由とは?

なぜ車検の可能日は違うのでしょうか?

施設によってかかる時間や日数が異なります

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車検という作業は、実際に自動車を検査場に持ち込んで法定整備点検を受け、パスすれば陸運局へ支払って新しい証書やステッカーを発行してもらって終了となります。

 

これは、ユーザーが自身でマイカーを検査場に持ち込む場合でも、業者に代行してもらう場合でも変わりません。

 

しかし、車検を依頼する業者を探していると、45分で検査が終わる所とか、朝だしたら夕方に車が戻ってくる1日可能日を提供している所盛れば、2日かかるところや3日かかるという所もあります。

 

こうした可能日の違いにはどんな理由があるのでしょうか?

1日で終わるための条件

朝車を出したら夕方に戻ってくる業者や、1時間程度で終わるという業者は、そのサービスを受けられるための条件がいくつか設けられています。

 

その多くは、年式が比較的新しくて交換が必要なパーツなどが一切ないことや、事前にプレ整備点検を受けて置き、検査日には車を検査場に持ち込むだけでOKという状態になっていることなどです。

 

年式が新しい車なら、パーツの交換作業などは必要ありませんから、保安基準を満たすことを確認した上で検査場に持ち込めば、法定整備検査に合格できる可能性は高いでしょう。

 

一方で、年式が古い車や走行距離が多い車になると、パーツ交換や整備が必要になることが多く、そうすると1日では終了しない可能性が高くなります。

 

工場でしっかり整備をした上で検査場に持ち込まなければいけないからです。

2日間預けるのが一般的

カーショップやガソリンスタンド、整備工場やディーラーなど、法定整備を代行してくれる業者はたくさんありますが、その多くは最低でも2日間の車預かりとなります。

 

これは、預かった当日に書類作成や自動車の整備や点検を行い、翌日の午前中に陸運局の検査場へ持ち込んで実際の検査を受ける、という段取りにしているためです。

 

事前にプレ検査を受けていれば、2日以上の日数がかかってしまうことは少ないのですが、場合によっては検査のために車を整備工場に持ち込んだ時に初めて車の状態をチェックして、交換が必要なパーツが多かったり、ディーラーからの取り寄せに時間がかかったりするような場合などには、2日間の預かりの予定でもそれ以上にかかってしまうということはあります。

 

こうした整備に時間がかかって車検証の有効期限が切れてしまうと、さらに面倒な手続きなどが必要となってしまいます。

 

そのため、できるだけ日数には余裕を持って行動することをおすすめします。