車検は有効期限があります。
期限は車検証に記載されていますが、ギリギリまで待ってから受ければ次回車検までの期限が延び、少しお得になると考えたことはないでしょうか。
確かに仕事が忙しい、などの理由で期限間近になることはあるものの、意図的に延ばすことは良いと言えないのです。
車検を受けるのであれば、期限に余裕を持って受けることが大切です。
ギリギリに車検を受けると、様々なリスクを被ることになります。
特に注意したいのが車検切れです。
ギリギリまで粘った結果、車検の有効期限が切れてしまい、公道を走行できなくなる可能性があります。
もし期限が切れてしまった場合、仮ナンバーを発行する手間が増えてしまうのです。
仮ナンバーが無ければディーラーや民間の工場まで車を持ち込むこともできなくなります。
万が一再検査になった場合、期限がギリギリだと車検切れになる場合があります。
調整・整備に時間がかかるのが理由で、再び検査を受ける前に期限が切れたら、仮ナンバーを発行しなければいけません。
業者の状況によっては、再検査に数日待たされるおそれもあります。
また、車検は事前予約が必要なのが一般的で、予約なしに持ち込んでも断られるケースが珍しくありません。
ギリギリに予約することや、期限直前まで粘ると、このようなリスクを被る場合もあるのです。
当日予約が可能な業者もありますが、締め切り時間がありますし、予約が一杯だと同様に断られてしまいます。
車検は有効期限の1ヶ月程度前から予約可能なため、時間に余裕を持って予約しておいたほうが良いでしょう。
有効期限ギリギリまで車検を延ばすことに何のメリットもありません。
一方でデメリットは非常に多く、車検切れになると生活に大きな影響が出るおそれもあります。
確かに車検費用が掛かるため、期限を少しでも延ばしたいと考える方もいますが、実は残り期限が1ヶ月以下の場合、次回車検までの有効期限は変わらないのです。
結局ギリギリまで待っても無駄になり、リスクだけが大きくなります。