
車検にかかる費用は大きく2つに分類することができます。
まず法定費用。
自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料です。
これはあらかじめ定められているものでディーラーや整備工場などどこで検査を依頼しても費用は変わりません。
もうひとつは諸費用と呼ばれるもので、法定整備費用、申請代行や事務などの各種手数料、部品の交換、修理の費用などが含まれます。
こちらは業者ごとに設定が異なるほか、検査に出した車の状態、どれだけ整備や修理・交換が必要だったかによっても変わってきます。
よくどこに検査に出すと一番安く済むのかが話題になりますが、これもこちらの費用が高いか安いかで判断されているのです。
問題なのは車検にはそれなりのお金がかかる点です。
車のタイプや状態によっても異なりますが業者に依頼した場合、安くても5万円、充実したサービスを利用するなら7〜10万円くらいはかかると見たほうがよいでしょう。
2年ごとにこの出費は決して安いものではありませんが、もし満了日にまでこのお金を用意できない場合にはどうすればよいのでしょうか?
これは検査を受ける環境によっても異なります。
自分で行う場合には当然その場での現金払いとなります。
それに対して業者に依頼した場合には後払いや分割払いが利用できることもあるのです。
とくに多いのが分割払い。
カードローンを利用する形になりますが、10回以上の長期にわたって支払い続けることも可能です。
後払いに関しては業者によって対応が異なります。
ディーラーや全国にチェーン展開を行っているカー用品店など資本力があるところでは前払いを原則としつつ相談に応じているところも多く見られます。
一方民間の整備工場やガソリンスタンドなどでは法定費用は前払い、諸費用は後払いでOKというケースも見られます。
この点は相談を持ちかけてみるといろいろと融通してくれるところが多いのでネットなどの事前の間接情報だけで判断せず、直接問い合わせて相談してみるなどの積極的な姿勢も求められそうです。