ハイブリット車は、ガソリンと電気を利用しているのが特徴です。
一般的なガソリン車より燃費が良い車種も多数ありますが、大切な役割を担っているのがバッテリーです。
ハイブリット車は特殊なバッテリーが搭載されており、エンジンとは別に搭載されたモーターを作動させる際にも使用します。
このため、バッテリーの役割や仕組みもガソリン車と大きく違い、交換にも細心の注意が必要になります。
ハイブリット車もバッテリーの劣化によって年々燃費が悪くなっていきますが、自身での交換が難しいことから、車検時にバッテリーを交換する方も少なくありません。
しかし、バッテリー交換費用は非常に高く、車検代が増加する原因にもなっています。
寿命は車種によって10万km以上ありますが、車検に合わせて交換すると費用が数十万円にもなる場合があるのです。
バッテリーの交換費用は車種により大きく変わります。
ただ、最低でもバッテリーの本体価格が10万円程度、車種によっては20万円程度かかるので注意が必要です。
これに交換工賃が数万円ほど必要になりますので、20万円〜30万円ほどはかかると考えておきましょう。
車検と同時に交換を行った場合、さらに通常の車検代が必要です。
このため、バッテリー交換と車検が同時期に重なると、車検代が大きく膨れ上がる可能性があります。
ただし、ハイブリット車のバッテリーは非常に寿命が長いため、ガソリン車ほどの交換頻度は必要ありません。
ガソリン車のバッテリーは3年〜5年ほどが交換目安とされていますが、ハイブリットの場合は10年前後での交換となります。
寿命の長さを加味すると、バッテリーの交換が必要な時期を迎えたら、買い換えを検討するのも良いでしょう。
また、車の使用頻度によってバッテリーの寿命も変わります。
車検の際に交換を勧められても、特に問題がなければ交換を止めるのも手です。
費用が気になる場合、ディーラーなどで相談してみるのも良いでしょう。