車検を受ける時は一般的にはディーラーにお願いしたり、車検専門店にお願いしたり、指定工場や認定工場として認められた自動車整備工場に出して検査してもらう形をとることが多いですが、そうなると業者に払う手数料や代行料、工賃などが必要となり、車検費用としてどうしても高くなってしまいます。
そこでそういった費用を省いて、できるところは自分でやって安く上げようというのがユーザー車検です。
自分で車検を通すにはユーザー車検という手段を使います。
ユーザー車検は一言でいうと整備工場が行うことをすべて自分で行うやり方です。
自動車の整備から車検場への持ち込み、検査ラインでの検査、書類作成・提出など手続きなどを行います。
もちろん車検を自分で行うためにはいろいろな知識や技術が必要です。
たとえば、車検というシステムに対する知識、保安基準の知識、書類の作り方、車検場でのやり取り、検査ラインでの検査方法、そして整備を行うために技術や知識などが必要となります。
流れとしては、まず車を整備して保安基準に適合できる形に仕上げます。
車ができたら車検の予約を入れて、当日車検場に車を運びます。
その時にいきなり検査を受けるのではなく、車検場の近くにあるテスター屋さんで予備検を受けて整備の最終チェックを行います。
そして車検場で書類の作成、提出をし、時間が来たら検査ラインに持ち込んで、検査官の言うとおりに車を操作します。
この時点でOKが出たら、最後に手続きをして車検取得といった形になりますが、検査ラインで引っかかった場合は整備を行い、再度検査ラインに載せる形となります。
この中で一番面倒なのが整備に関わることです。
車検をクリアするためにいろいろ部分を調整したり、交換したり、修理をしたりしなければならないので、車を一度もいじったことがない方がポンとできるような事ではありません。
そういったことに自信のない方は、多少お金はかかっても業者にお願いした方がいいでしょう。