車検というものは何かとお金がかかるものです。
車検手続きに実際にかかる費用は微々たるものですが、同時に払ったり納めたりする必要がある自賠責保険料や自動車重量税があるのでトータルで見るとかなりの金額となります。
更にディーラーや整備工場、車検専門店などで行うと車検整備費用とか代行費用とか数万円も余計に払わなければなりません。
10万円以上は当たり前といった中で出来るだけ少ない費用で車検を受けようとする時にとる手段がユーザー車検というものです。
ユーザー車検はディーラーや車検専門店などといったいわゆる業者が行っていたことをすべて自分で行うやり方で、整備から書類手続き、検査ラインへの持ち込みなどをすべて自分で行います。
これによって業者に頼んでやってもらった時にかかる代行費用、車検整備などが一切かからないので、数万円に渡って車検費用を節約することができるわけです。
しかし、プロが行う作業を一個人が行うわけですから、車検に対する知識、整備テクニック、保安基準の知識などを持っていなければなりません。
それに平日にほぼ一日時間を取られるので時間的な余裕も必要になります。
ユーザー車検は自分で整備して、車検場近くによくある整備工場で予備検という検査ラインに乗せる最終チェックを受けてから車検を受けるという流れを取りますが、いくら車検場が平日の8時45分から16時までやっているからといっても、いきなり車検場に行って車検を受けようということはできません。
車検場には複数の検査ラインがあって流れ作業のようにどんどん車検を受けていくようなシステムにはなっていますが、ものには限度というものがあって、すぐに受けることができるというわけにはいかないのです。
なので、車検場で車検を受けるには予約が必要になります。
予約といってもそれほど難しいことではなく、登録車であれば各運輸支局のWebサイトで、軽自動車は各軽自動車検査協会のWebサイトか電話で行えば済むことです。
予約は最大で14営業日前から、空いていれば2時間前ぐらいまで行えます。