車検に出したけど通らなかった!これはまさに悪夢の展開といってもよいでしょう。
とくに満了日ギリギリに検査に出して通らなかったとなると車を使えなくなってしまいます。
とくに自分で検査に出す際にはこの点のことも頭に入れたうえで計画と準備を進めていく必要がありそうです。
通らないとどうなるのか?
まず整備工場やディーラーに依頼した場合を見るとまずそもそも通らないというのが「ありえない」話です。
きちんと整備して、部品の交換が必要なら交換してもらうことを前提で高いお金を払うわけですから。
そのため滅多に起こらないことですが、実際に通らなかった場合には追加の整備や交換は無料で行ってくれるところがほとんどです。
そのせいで車に乗れなくなってしまった間は代車を用意してくれるところもあるでしょう。
あまり神経質に考える必要はありませんが、万一こうした事態に陥った場合には納得するまで業者と話し合って必要なサービスやフォローを受けられるようにしたいところです。
問題なのはユーザー車検で落ちてしまったケースです。この場合、当日ならば3回まで無料で再検査を受けることができます。
それで何とかクリアできればよいのですが、難しい場合には改めて申請して検査を受ける必要があります。
なお、翌日以降に改めて検査を受ける場合には15日間の期限付きながら「限定自動車検査証」を受け取ることができるので再検査の手間や手数料が割安になります。
なお、検査に通らないまま期限を過ぎてしまった車を公道で走らせた場合には6点の罰則、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金、自賠責保険の有効期限も切れていることでさらにペナルティーが課されることになります。
そんなことにならないためにも万一通らなかった場合には再検査をしっかり行う、余裕を持って再検査が受けられるよう早めに準備をしておくといった心構えも持っておくとよいでしょう。