車検に出すときのネックはその間車を使用できない点です。
通勤や仕事で車を使用している人にとってこれは大きな問題で、これが理由でなかなか思うように検査を受ける日時を決めることができずにギリギリになって予約をとろうと焦ってしまうことになります。
では車検はどのくらいで終わるのか?
じつはそれほど時間はかかりません。
車に問題がないかどうか、点検や検査そのものは1〜2時間もあれば終わってしまいます。
「それなら当日に出してすぐに戻ってくるじゃないか」と思う方もいるでしょうが、なかなかそうもいかない面もあるのです。
この「1〜2時間もあれば終わる」はあくまで車に異常が見られずスムーズに行われた場合の話です。
業者に依頼した場合には万一の不備がないよう入念に検査が行われ、メンテナンスや部品の交換が必要と判断された場合には時間をかけて行っていきます。
検査をクリアするだけでなく、車をよりよい環境に整えていく必要もあるだけに「1〜2時間で終了」というわけにはいかないことが多いのです。
また業者では1日のうちに何件もの検査を請け負っています。
車を持ち込んですぐに対応してくれるとは限りませんし、まして月末や年度末ともなれば予約がたてこんでいることが多く、午前中に持ち込んでも作業に取り掛かるのは午後から、といったことも少なくありません。
このように検査そのものがどれぐらいで終わるか、だけでなく作業にどれぐらい時間をかけるか、最終的にすべてが完了するまでに時間がどれぐらいかかるのかを踏まえたうえで判断する必要があります。
早いところで当日、午前中に出して午後に帰ってくるといったところでしょう。
通常は2〜3日は見ておいたほうが無難です。
スピードを売りにしている業者もあるのでどうしても急いでいる方はそうした業者を選ぶという手もあります。
そうでない場合は代車を用意してくれる業者を選んで焦らずに検査を任せるという選択肢もあります。
こちらの方が確実で無難でしょう。