自動車税とは自治体に納める税金で、毎年5月に自動車税納税証明書が発行されて自宅に郵送される仕組みとなっています。
これは自動車を所有している人にかかる税金で、どの市町村に住んでいてもかかる料金は同じで、軽自動車なら7,200円、普通自動車はエンジン排気量によって29,500円〜111,000円となります。
緑色をしたハガキのような納税証明書が自宅に届くのが毎年5月ぐらいなので、それを持ってコンビニや金融機関などで税金を納付すると、そこに納税しましたというスタンプを押してもらうことができます。
なくした場合には、市町村から再発行してもらうことができる書類の一つです。
以前では、車検を通す際にはこの自動車税をきちんと納付していることを証明する証明書が必要で、なくした場合には再発行してもらわなければ車検に通ることはできませんでした。
しかし平成27年度からは、多くの都道府県ではオンラインで納付しているかどうかをチェックできるようになっているため、車検の際に提出する必要はなくなりました。
車検の際に提出不要になるためには、いくつかの条件を満たすことが必要なので、満たさない場合には以前と同じように提出が必要となり、なくした場合には再発行してもらわなければいけません。
提出が不要になる条件はいくつかあります。
まず1つ目の条件は、自動車税の滞納をしていないことです。
2つ目の条件は、受けようとしている車検が継続検査であること。
そして3つ目の条件は長野県、富山県、大阪府、岐阜県、鳥取県、岡山県、佐賀県、愛媛県のナンバーではないこと、です。
現在この都道府県のナンバーを装備している車、および引っ越しなどでこれらの都道府県のナンバーをその年に装備していたことがある車については、こうした納付書は車検の際に必要となるので注意しましょう。
通常の場合には、こうした自動車関係の書類はダッシュボードの中にまとめて保管しておくことが一般的です。
もしなくしてしまった場合には、車検を通す際には必要ないかもしれませんけれど、業者によっては確認の意味で提出してくださいということはありますし、もしも転勤などで引っ越しする場合には、引っ越し先での確認作業で必要となる可能性は高いでしょう。
そのため、万が一なくして手元に持っていない場合には、都道府県の税事務所か陸運局、自動車税管理事務所などで再発行してもらうことをおすすめします。
(2019年現在)