自分で車検を受けようと思った場合にはすべての行程を自分で行う必要があります。
整備工場やディーラーに依頼した場合には整備はもちろん、検査を受ける作業まですべて代行してくれるわけですが、自分で行う場合には検査を受けるためにあらかじめ予約を入れておかなければなりません。
いきなり車で乗り込んで「検査してください」とお願いするようなやり方は当然のことながら通用しません。
ではどのような手続きが必要なのか?
はじめて自分で車検を受ける場合にはそもそもどこで検査を受けたらいいのかわからない、というケースも多いはずです。
全国の陸運局(支局)と自動車検査事務所で受けることになるので基本的には自宅に一番近いところを選ぶことになるでしょう。
なお受ける場所に関しては普通自動車、軽自動車ともに同じです。
ただし、予約で注意しておきたいことがひとつ、予約を入れる先が普通自動車と軽自動車で異なります。
普通自動車の場合は実際に検査を受ける先の陸運局に申し込みをするのですが、軽自動車の場合には軽自動車検査協会に申し込む形になるので注意しましょう。
軽自動車の場合はインターネットと電話の両方で申し込みが可能、普通自動車の場合はインターネットでの予約となります。
インターネットで申し込みができるので時間帯などを気にしないで済むのは非常に大きなメリットですが、申し込む際にはあらかじめ登録をしてIDとパスワードを入手したうえで行う必要があるので気をつけましょう。
とくに面倒なことはありませんが、次に検査を申し込む際などにIDとパスワードを忘れてしまったりしないよう保管しておくことをおすすめします。
予約はどちらも国土交通省のサイトで、普通自動車は「自動車検査インターネット予約システム」から、軽自動車の場合は「軽自動車検査予約システム」から申し込みができます。
自分で申し込む場合も週末や月末、3月などはなかなか希望の日時に検査を受けるのが難しくなるのでできるだけ早く申し込むよう心がけたほうがよいでしょう。