車検の期限は、多くの自動車ユーザーにとっては車の買い替えを検討するタイミングとなります。
しかし、車検を通さずに買い替えを行うか、車検を通して乗り続けるか、そのどちらがメリットあるのか、なかなか悩みどころです。
今回は車検のタイミングで車を買い換える場合、車検を通して同じ車に乗り続ける場合のメリット・デメリットを考えてみます。
新車を買うのであれば、当然それまで乗っていた車より年式の新しいものを買うことになるでしょうから、これまで乗っていた車よりも進んだ性能や機能を得ることができます。故障のリスクも減ります。
乗り続けていればそれだけ車は古いものになり、その分売却価格も安くなってしまいます。
少しでも売却価格を高くしたいのであれば、できるだけ早く手放す必要があります。
新車や車検期間の残っている中古車を購入すれば、車検の費用を浮かせることができます。
当然ですが、買い替えには車の購入費用が発生します。
前の車の売却価格次第では、当然車検にかかる費用よりも出費が高くつきます。
また、買い替えに伴う煩雑な手続きをする必要があります。
整備・修理で車検費用がかさんだとしても、新たに車を購入するよりは安くつくことは間違いありません。
長く乗り続ければそれだけ車は経年劣化し、故障が起こる可能性も高くなります。
余分な修理費用が発生する他、車検費用も高くなることがあります。
売却価格は乗り続けた時間が長くなるほど下がります。その分、将来買い替えの際に、売却と購入の価格差が大きくなり、結果的に出費も増えることになります。
どうしても乗り換えたい車種がある、今の車が合わない、といった理由のある人であれば、車検を通さず買い換える方が良いでしょう。
古くなった車にお金をかけたくない人にもおすすめです。
現在乗っている車に愛着があり、長く乗り続けたいと考えている、あるいはなるべく車に費用をかけたくない人であれば、車検を通して乗り続ける方がメリットが大きいでしょう。